史上最高傑作海外ドラマ? アメリカで圧倒的人気を誇るブレイキングバッドを観てみた
絶大な人気を誇る海外ドラマは数々ありますが、アメリカで圧倒的人気を誇り、主要な賞も総ナメにしたブレーキングバッドを
全シーズン5を一気に見終えたので感想とどのようなモチベーションになるかを書いていきます
まず内容は、末期がんと診断されたごく普通の化学教師が家族に財産を残すため、麻薬製造に手を染め、
その麻薬が大流行したり、とんでもないトラブルに巻き込まれるといったクライムサスペンス系
個人的にすごいと思ったところは、そのリアルさ。
アメリカ南部のごく一般的な家庭が舞台なのだが、役者が演じているという感覚は一切なく、ものすごく自然
ストーリー展開も、よくある麻薬ビジネスに手を出しあっという間に大金持ちになって真っ逆さまに転落といったシンプルな内容ではなく
5シリーズに渡って、麻薬ビジネスの成功と破滅をとことんリアルに描ききっている
この作品のすばらしさは圧倒的な完成度とリアルさ、あとは麻薬ビジネスの元締め、悪徳弁護士、主人公の義理の弟の麻薬捜査官等
キャラクター一人一人の丁寧な描写に、誰かには必ず感情移入できること間違いなし
紳士、誠実、清潔、人格者、黄色のワイシャツ、といった言葉がぴったりな麻薬ビジネスのドンなのですが、
ここまで警戒心が強く、意思の強い人物じゃないと、こういったビジネスを長続きさせて拡大することは難しいのかなと強く思わされる、
数多くの麻薬系映画でも唯一無二のキャラクターです
麻薬王系で一番の盛り上がりである、成り上がりの過程までがなかなかストーリーが進まず、正直前半はダレていたのですが、
それも圧倒的にリアルなストーリーを描くためしょうがなかったんだなと最終的には納得しております。
モチベーションというか、この作品で学んだことは違法行為はいけないなという至極当たり前なことと、大金を得ても現代社会ではなかなか使えないんだなという不条理
そして大金を稼ぐ前のお金はないが家族に囲まれあったかい家庭と、
麻薬ビジネスでのし上がり、ありえない純度を誇る覚せい剤製造化学者としても
悪名をとどろかせ、自分の能力を世間に見せしめられたという満足感
どちらが本当の幸せなんだろうかと考えさせられる、人間ドラマでした
この作品も絶対観てソンは無し!!